29カルパティア山脈


西・ウクライナのカルパティア山脈へ行った時のお話、つづきです。

前回のお話はこちら
①西ウクライナの素敵なお家


泊めていただいた家の方が、山のふもとまで送ってくださるというので、
お言葉に甘えて車で送っていただきました。

山の麓の観光客向けエリアまで送っていただき、そこから一番近い登山口を目指しました。
どこから山へ入ったのか?どの山の麓から登ったのか?
正直、よくわかりません。笑
(旦那について行ったからというのもありますが、まぁ旦那も割と適当なので。。)

とりあえずゆっくりと登り始める私たち。
なかなか険しい登りで、
「カルパティア山脈は穏やかな山が多いって聞いていたけど、結構険しいなあ」
なんて思いながら必死に登り続けました。
幸い、気温は高いものの湿気が無いので山の中はとても清々しい涼しさでした。

しばらく登ったところで、きのこ採集に来ていた地元の方に出会いました。
しばし旦那がウクライナ語で歓談し、後で「何を話してたの?」と聞くと、

「この登山道は全然人気の無い道で、レベルも結構高めの道らしいよ」

そりゃキツイわ、、と下調べのない自分たちを反省しましたが、
地元の方曰く

「もうキツイところは登りきっているからここまで登れたならもう大丈夫。
あとはゆっくり、瞑想しながら歩き続けることだよ」


それならもう一息がんばろう、と再び登りだしました。





地元の方の行った通り、しばらくすると尾根道に入ることができました。

ゆったり、瞑想するように無言で静かな山を歩き続けます。


歩き続けると、他の登山客に出会いました。
目がほとんど見えないけれど、なんどもカルパティア山脈を歩き続けている方。
「もう少しすれば、給水できるところ、そして開けた所に出るよ」

しばらく3人でゆっくりと歩き、給水できる所まで来ました。
9年前に作られた、木でできたシンプルな給水所。
先人の働きに感謝しながら、冷たくて美味しい山の水をたっぷりいただきました。



水を補給して、さあキャンプできる場所を探そう。つづきます。